2012年6月28日木曜日

トレーニングメモ①

(個人的思考のメモを客観的に見るために)
筋肉、体幹、柔軟性は負荷を分散させる道具であり、強くなる限界を押し上げる要素。
決してこいつらがクライミング強くしてくれるわけじゃない。
クライミングはクライミングでしか強くならい。しかもそのクライミングってヤツはハンパなく奥が深い。
自らのボルダリングの限界を押し上げるには、限界近くのムーブを種類、数ともにできるだけ多くこなさなければならない。
つまり限界近くでクライミングの奥深さと紳士に向き合わなければならない。絶対にクライミングを理解したなんて思ってはいけない。その時点で進化は終わり。
そして、限界近くというのは、自分の得意なテリトリーに持っていく余裕がないということ。
その結果、純粋にそのムーブをこなすことでそのムーブそのものに必要なフィジカルならび運動ゲシュタルトを経験することになる。
ここがボルダリング強くなるポイント。
ここでおれの場合は一日でできるかできないかのギリラインがV12~13。このレベルで偏りなくハンパない種類のムーブをこなしたい。
理想は人間のクセの余地が入らない岩場で、最高のバランスとバリエーションを求めたい。
でも現実的に毎日岩に通うのは無理な話。その分、思考フル回転で岩からのインスピレーションでもってジムに課題を量産しなければならない。
がしかし、フィジカルの限界近くと常に対峙するということは、そのまま怪我に直結する。
その相反することを成し遂げてくれるものが筋肉、体幹、柔軟性での負荷の分散。
つまり、最終的にこの3つの要素はそのクライマーのポテンシャルを決定する。
今現在はこの3つの要素のうちどれかしらが飛び抜けているものを有しているクライマーがトップにいる。
でもきっと近い将来パーフェクトに近いヤツが出てくる。
そして、強くなりたいクライマーが目指すべき姿もこの3つの要素をクライミングに昇華できているスタイル。
きっとその登りは六段登ってても5級登ってるように見えるはず。全身全てで分散してるからね。
たかが分散、されど分散。
今、自分にはボルダリングの限界を超えるすべてが「分散」の一語に集約されているように感じる。


まあ、もちろんこれ以外にもボルダリング強くなるには、メンタルからレスト、食事、バランス、呼吸、etcさまざまなものが存在するはず。
ただ自分はクライミングに常にフォーカスしていたいし、それがメンタルを支えるモチベーションになってる。
モチベーションなくなったらやってる意味ないっしょ。

だからこれからの夏、岩場あんま攻めれない時期もこんな思考でトレーニングしていく。

当面はロッキーで数多くの黒を作って登って人工壁から黒というグレードの先を追求するつもり。
で、岩の限界に昇華する。